2012年 08月 28日
UK患者10人に1人は診療予約に現れない |
UKでは医療は無料で提供されています(歯科・眼科を除く)。
もちろん出産も無料。全て国が負担(要するに国民の税金)しています。
ただし検査までの待ち時間が長いことが常に問題になっています。
重篤の場合は優先されるそうですが、命に係わりないような症状(例えば関節炎とか)だと、検査までに数週間待ち、手術まで数ヶ月待ちというのはザラです(そして地域によって多少待ち時間にばらつきあり)。
UKでは基本的にみんな地元の家庭医に登録し、具合が悪くなったらとりあえず家庭医を受診します。
そして家庭医が必要と判断した場合、専門医に紹介状を書いてもらうシステムになっています。
日本のように、腰痛だからちょっと整形外科にかかってくるわ、ということは基本的にできません。
紹介状を書いてもらってから実際に専門医による治療が始まるまでの待ち時間は18週間以内(!!)であること、というのが政府のガイドラインです。
はっきり言って、痛みがある疾病だったらこの待ち時間は長すぎです。それにさほど痛みがないにしても、検査を待つ間は診断がつかないのですから、患者にとっては不安なものだと思います。
さて、限られた予算、限られたスタッフで運営されている病院で、予約をすっぽかす、という患者さんが多いということもよく聞きます。sabaが登録している家庭医の掲示板には、例えば「先月の予約すっぽかし数:35」といった貼り紙があり、割り当てられた貴重な時間を無駄にしないように、と呼びかけています。予約すっぽかしは全国で年間600万件あるそうで、これによってただでさえ長い待ち時間がさらに長くなる、という状態です。
予約した時間に来ないのは、
予約はしたけど元気になっちゃったわ、とか
病院に行く手段(車・バス)が都合つかなくなった、とか
色々理由があるかもしれないけど、ただ単に忘れちゃってる場合も多いらしい。
日本みたいに診察券もないし。
そこで最近は患者の携帯電話に予約日と時間を前もってお知らせするサービスを始める病院が増えてきたそう。
また、症状が比較的安定している慢性病患者(例えば糖尿病とか)の場合、スカイプで患者さんと話をする病院も現れたらしい。
sabaの家庭医では電話で先生と話をする「電話診察時間」を予約することができる。もちろん、これらのサービスはすべて無料。
実はsabaも、一度予約をすっぽかしてしまったことがあります。
それは本当に、日にちを1日間違えていたんです。
病院に行って受付で名前を告げたら、「あ 昨日でしたね」って受付嬢に言われて、ひぃーごめんなさい!って何度も謝りました。ほんとに恥ずかしかったし申し訳なかった。
だからというわけじゃないけど、携帯電話にお知らせしてくれるのは助かるなあ。
18週間も待たなくても治療を受ける方法があります。
それは、プライベート診療。
でもそれは10割負担。全額自己負担なのでものすっごく高いんです。
そのかわり検査予約なんか、1,2日以内にとれちゃう。
sabaは職場でプライベート健康保険に入っているので、首を痛めた時にこの保険でプライベート診療を受け、そのサービスの良さ、迅速な対応、整った設備に感心しました。あれは日本の病院のようでした。
日本では窓口負担があるけど、大抵の場合18週間も待たなくても治療を受けられるしセカンドオピニオンを受けることも容易だし、あー日本の医療制度は問題もあるけど、UKよりはいいと思う!
UKでは健康な老人になるべし。
もちろん出産も無料。全て国が負担(要するに国民の税金)しています。
ただし検査までの待ち時間が長いことが常に問題になっています。
重篤の場合は優先されるそうですが、命に係わりないような症状(例えば関節炎とか)だと、検査までに数週間待ち、手術まで数ヶ月待ちというのはザラです(そして地域によって多少待ち時間にばらつきあり)。
UKでは基本的にみんな地元の家庭医に登録し、具合が悪くなったらとりあえず家庭医を受診します。
そして家庭医が必要と判断した場合、専門医に紹介状を書いてもらうシステムになっています。
日本のように、腰痛だからちょっと整形外科にかかってくるわ、ということは基本的にできません。
紹介状を書いてもらってから実際に専門医による治療が始まるまでの待ち時間は18週間以内(!!)であること、というのが政府のガイドラインです。
はっきり言って、痛みがある疾病だったらこの待ち時間は長すぎです。それにさほど痛みがないにしても、検査を待つ間は診断がつかないのですから、患者にとっては不安なものだと思います。
さて、限られた予算、限られたスタッフで運営されている病院で、予約をすっぽかす、という患者さんが多いということもよく聞きます。sabaが登録している家庭医の掲示板には、例えば「先月の予約すっぽかし数:35」といった貼り紙があり、割り当てられた貴重な時間を無駄にしないように、と呼びかけています。予約すっぽかしは全国で年間600万件あるそうで、これによってただでさえ長い待ち時間がさらに長くなる、という状態です。
予約した時間に来ないのは、
予約はしたけど元気になっちゃったわ、とか
病院に行く手段(車・バス)が都合つかなくなった、とか
色々理由があるかもしれないけど、ただ単に忘れちゃってる場合も多いらしい。
日本みたいに診察券もないし。
そこで最近は患者の携帯電話に予約日と時間を前もってお知らせするサービスを始める病院が増えてきたそう。
また、症状が比較的安定している慢性病患者(例えば糖尿病とか)の場合、スカイプで患者さんと話をする病院も現れたらしい。
sabaの家庭医では電話で先生と話をする「電話診察時間」を予約することができる。もちろん、これらのサービスはすべて無料。
実はsabaも、一度予約をすっぽかしてしまったことがあります。
それは本当に、日にちを1日間違えていたんです。
病院に行って受付で名前を告げたら、「あ 昨日でしたね」って受付嬢に言われて、ひぃーごめんなさい!って何度も謝りました。ほんとに恥ずかしかったし申し訳なかった。
だからというわけじゃないけど、携帯電話にお知らせしてくれるのは助かるなあ。
18週間も待たなくても治療を受ける方法があります。
それは、プライベート診療。
でもそれは10割負担。全額自己負担なのでものすっごく高いんです。
そのかわり検査予約なんか、1,2日以内にとれちゃう。
sabaは職場でプライベート健康保険に入っているので、首を痛めた時にこの保険でプライベート診療を受け、そのサービスの良さ、迅速な対応、整った設備に感心しました。あれは日本の病院のようでした。
日本では窓口負担があるけど、大抵の場合18週間も待たなくても治療を受けられるしセカンドオピニオンを受けることも容易だし、あー日本の医療制度は問題もあるけど、UKよりはいいと思う!
UKでは健康な老人になるべし。
by sabasuki
| 2012-08-28 06:54
| イギリスいろいろ